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さいたま市見沼区のK様に屋根塗装と外壁塗装、コーキング打替の見積説明に伺いました。熱心に耳を傾けて頂き大変有難うございました。
K様はシーベースをインターネットで見つけられたとの事です。最近インターネットからの見積ご依頼が増えています。有難い事です。
シーベースのホームページは2016年の夏頃から現在まで約6年間位ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。検索順位を上げるのは大変な苦労が要る様ですが真面目に地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているのか、とても有難い事です。
うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
静かな環境の良い郊外で住宅地の中に建つ築約22年の2階建てのお住まいで屋根2回目の塗装工事です。
一見しただけで、前回の塗装業者はかなりレベルの低い施工を行っていた事が分りました。
屋根はスレート瓦で塗装膜は大分弱っており棟板金では釘浮きや釘抜けが目立ち釘頭留もされていませんでした。棟板金の水平ジョイントもシーリングされていませんでした。
屋根板金のジョイン部分をシーリングし、板金の釘浮きを補修してからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。この製品は遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、屋根材へのダメージを軽減したり建物内部に熱が溜まるのを防ぐので僅かですが室温を下げてくれます。また、この塗料は遮熱タイプなので地球温暖化対策としてさいたま市から補助金が受けられます。
破風・鼻隠はセメント板で僅かにジョイント部分に隙間が有り雨水の侵入が懸念されます。隙間を補修してからエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
軒天はケイ酸カルシウム板でかなり汚れが目立ち、外壁との取合部分に隙間が目立ちました。これをシーリングして、日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗りかえをお勧めしました。
外壁は窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で単色に塗れ潰されておりチョーキングや変色も大分進んでいました。
チョーキングというのは白亜化(はくあか)とも言い、塗装表面が紫外線や熱、雨、風等で塗膜が劣化し、塗料の色成分の顔料がチョーク(白墨)の様な粉状になる事、つまり塗膜が死んでしまい雨を弾かなくなっている状態の事を言います。これがあまり酷くなると、塗装しても表面の粉状の物と一緒に剥がれ易くなるため長持ちしなくなってしまいます。反りや割れも見られました。
外壁塗装は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで単色が多重多色塗装の塗り替えをお勧めしました。
多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。
中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。手間は掛かりますが深みが出て美しく仕上がります。
驚いた事に前回の塗装工事の際にはコーキングの打替を行わなかったとの事です。窯業系サイディングにとってコーキングは雨もりを防ぐ大事な生命線です。ところが打替も打増もしていないため隙間だらけになってかなり雨水が侵入していました。
窯業系サイディングボードは微細な木片や繊維と石膏やセメント、接着剤を混ぜて圧力を掛け固め、表面をプリントしただけの物です。表面は塗装されていますが側面や裏側は無塗装の状態なので雨水の侵入と乾燥を繰り返していると元の粉に戻ってしまいやがてボロボロになってしまうので、外壁塗装の際には打替が欠かせません。
この部分はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。困ったのは縦樋の取り付け位置です。全て樋受金物が外壁縦目地コーキングの中に刺さっている事です。コーキングは柔らかいので樋の取付は楽かも知れませんが当然歪んで来ます。何よりメンテナンスの際にコーキングの打替が出来ません。ハウスメーカーは建てた家がきちんとメンテナンスが出来て長持ちさせるにはどの様に建てれば良いのか、ちょっと考えれば素人にでも分る筈です。反省して欲しいと思います。この部分だけは打増になります。
雨戸や水切、樋は塗装膜が傷んでおり、樋はジョイント部分から雨漏りが見られました。ジョイントの隙間を補修しクリーンマイルドシリコンでの塗り替えをお勧めしました。
他にも何社か見積を取られているとの事でした。安いという事にとらわれず、きちんとした施工をする優良な業者をお選び頂きたいと思います。