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さいたま市北区のI様と外壁塗装の契約を結びました。大変有難うございました。I様は2018年の秋に屋上防水と外壁塗装工事をさせて頂いたE様のご紹介です。シーベースはリピーターやご紹介のお客様が多く有難い事です。E様、大変有難うございました。
静かな住宅地に立つ広い敷地で大きなお住まいのハウスメーカーS社製で築25年、初めての塗装工事です。
屋根は陶器瓦なので塗装の必要は有りません。瓦を留めるビスの浮きや瓦のズレも有りませんでした。またバルコニーの防水も5年前にハウスメーカーでなさったとの事なので今回は工事から除外します。
破風・鼻隠は塩化ビニール被覆鋼板製で変質が見られました。この部分はエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/黒色で塗り替えます。
軒天は12㎜の窯業系ボードが張られており、現状はグレーでやや変色して劣化が見られました。ここは日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗り替えをお勧めしました。色は未定ですが現状色よりも白色の方がきれいに仕上がる旨説明しました。
外壁は多彩色模様の窯業系サイディング(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)で、ひび割れや欠けが有り、かなり脆くなっていました。
窯業系サイディングは表面のプリントで撥水するのですが経年劣化で撥水性が低下すると雨水を吸ってしまいます。吸って乾いてを繰り返すうちに元の粉に戻ってしまうので注意が必要です。
外壁は同社のペリアートUVで塗り替えます。この塗料は多彩色模様塗料(塗料の中に様々なカラーチップが入った物)です。仕上がりは石の様に見えて高級感が有ります。吹付塗装で仕上げるのですが、やや肉厚で微弾性(柔らかく伸縮性が有る)なので、傷んだALCのひび割れを塗装膜がカバーしてくれるのでひび割れからの雨水の侵入も防げます。
シヤッターボックスはアルミ製で細かい錆が発生していました。これはとても厄介でケレンしてしまうと焼き付け塗装した塗装膜が落ちてしまいますし、常温で塗装してもアルミは塗料を弾くため剥離しやすいからです。この部分はご希望が有れば塗装しますが剥離しやすい事を前提とさせて頂きます。
バルコニーの笠木部分はアルミ製と窯業系との2種類で作られていました。窯業系の部分はかなり脆くなり一部変質が見られました。
シーラーを染み込ませて固めてからクリーンマイルドシリコンを調色してアルミ部分と同じ様な色で塗り替えます。
樋は1カ所横樋と竪樋のジョイントが外れており、その他のジョイントにも隙間が見られました。これらは補修してクリーンマイルドシリコン/黒色で塗り替えます。
水切も塩化ビニール被覆鋼板製でした。色々な箇所にこの素材が使用されているのですがよく被覆が破れていたり、また塗装するために目荒らしをする事で破れてしまう事が有ります。非常にメンテナンスしにくい部材なのでハウスメーカーにはご一考頂きたいと思います。
こちらも同様の塗料と工程で塗り替えます。着工はお客様のご希望で3月下旬になりました。どうぞ宜しくお願いします。