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さいたま市桜区、S様邸で屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニーの防水トップコートが着工しました。
S様は昨年、見沼区で屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替、バルコニーの防水トップコートを施工させて頂いたS様のご紹介で、ご実家です。S様、大変有難うございました。静かな住宅地に立つ築16年の2階建てで初めての塗装工事です。
本日初日は足場の設置です。朝じっとしていても汗がしたたり落ちる程、蒸し暑い中でのスタートでした。通常は5.6時間で組み上がるのですが、休憩を度々入れて行ったため8時間掛かりました。それでも水平と垂直を水準器で正確にチェックしながら慎重に作業を行い無事に組み上がりました。資材をハンマーで叩いて組み上げるので、かなりの騒音が出ました。ご近所の皆様、煩くなりまして大変ご迷惑をお掛けしました。明日も高圧洗浄で引き続き煩くなりますが、どうかご勘弁下さい。
屋根は板金の釘浮きの補修、棟板金のジョイントの隙間をシーリング(コーキング材等で隙間を塞ぎ雨水の侵入を防ぐ事)し、スレート瓦のひび割れ補修後にエスケー化研株式会社のクールタイトシリコン/CLR-110スレートブラックで塗りかえます。これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有り、僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。本日この補助金申請書類もお渡ししました。
破風・鼻隠は板金で覆われているため殆ど隙間は有りませんでしたのでエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコン/白に近いライトグレーで塗りかえます。
ケイ酸カルシウム板の軒天は一部雨もりのためやや黒ずみが有り脆くなってしまった箇所や外壁との取合部分に隙間も有りました。この部分を補修して日本ペイント株式会社のケンエースGⅡ/艶消し白色で塗りかえます。
外壁は窯業系(セメントと繊維質、混和材を主原料にして練り、板状に圧縮形成した物)の意匠サイディング(模様のきれいなサイディング)で、一部経年劣化のため表面の層が剥離していました。外壁に付帯する明り取りからの雨水の侵入が原因です。
剥離箇所は不良部分を撤去してパテやコーキングで整形し着色してから日本ペイント株式会社のパーフェクトトップで多重多色塗装に仕上げます。
多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。
中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。色彩の組み合わせを失敗すると野暮ったく、安っぽくなってしまいます。そうならぬ様に色選びには細心の注意が必要です。シーベースではそうならぬ様に色選びのアドバイスをさせて頂きます。また弊社の施工では微妙なグラデーションがとてもきれいに仕上げられます。
凹部はND-401 ライトグレーで、凸部はND-400 白に近いライトグレーで塗りかえます。
明り取り周りのコーキングと外壁のコーキングは窓周りや外壁ジョイントの縦目地も大分劣化が進み剥離や穴あきが見られ、大分雨水が侵入していました。
これ等のコーキング箇所はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替を行います。
樋のジョイントからは若干漏水が見られ、水切やシャッターボックスも劣化のため変色が見られました。隙間を補修してクリーンマイルドシリコンで塗りかえます。
バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水になっており、隅々までチェックしましたが基材に問題は有りませんでした。基材を守るための防水トップコートは大分劣化が見られました。トップコートは東日本塗料株式会社のAUコートで塗り替えます。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
全体的に傷みはかなり進んでいましたので、不良部分をきちんと補修してお住まいの寿命も長くなる様に丁寧に作業を進めて行きます。暫くご不便をお掛けしますがどうぞ宜しくお願いします。