さいたま市の塗装と防水専門業者、シーベースです。

　さいたま市緑区、F様邸で外壁単色部分のコーキング打替と打増、モール上部のコーキング打増が完了しました。
　外壁の縦目地は外壁塗装の後に打替ます。何故かと言うと外壁の塗料とコーキング材では熱による膨張収縮率が全く違うためです。夏の暑さや冬の寒さでコーキングは膨張したり収縮したりします。ところが外壁塗装の塗膜はコーキングと比べると極ごく僅かしか伸びたり縮んだりしません。そうなると塗膜が破れる事が有るからです。シーベースの塗装工事が美しいだけでなく長持ちするのはこの様な点にも拘りが有るからです。

コーキングの打替は次の手順で行いました。
１． 撤去
古いコーキングにカッターで切れ込みを入れ、ペンチ等で剥がします。剥し残しの無い様に注意します。
２． 清掃
埃や剥し残しが有ると接着不良を起こします。汚れや古いコーキングの残りを徹底的に落とします。
３．ボンドブレーカー
コーキングが長持ちする様に、ボンドブレーカーを貼ります。ボンドブレーカーは薄いテープです。コーキングを弾く(接着しない)性質が有ります。これでコーキング材が内部に引っ張られる事を防ぎ、外壁サイディングのみ接着させる事で地震等、家が歪んだ際に柔らかいコーキングが動ける範囲を広くしてやります。その結果亀裂や剥離を防ぎ結果的に長持ちするようになります。
外壁が厚く溝が深い場合はバックアップ材を入れます。バックアップ材もコーキングを弾くので、この場合はボンドブレーカーを入れません。
４．養生
プライマーやコーキング材で外壁を汚さぬ様に外壁にテープを貼って養生します。
５．プライマー
コーキング材とサイディング材の接着を良くする様にプライマー(接着剤)を塗ります。
６．充填
コーキング材を充填します。ゆっくり滑らかに、均一な量を打って行きます。
７．均し
ヘラで表面をきれいに均し、余分なコーキング材を取り除きます。
８．養生撤去
テープを剥がします。
　モール上部のコーキング打増も完了しました。この部分は手を付けない業者も多いのですが雨水が染み込みやすい箇所なのでシーベースでは必ず防水の意味でコーキングでシーリングを行います。これだけでもお住まいの寿命が長くなりますし汚れも付きにくくなります。
　コーキング剤はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントを使用しました。外壁の色に合わせて用意しましたのでとても美しく仕上がりました。
　その他雨の日にはサッシ等に付着してしまった塗料をシンナーを吸わせたウエスで拭き取りました。雨の日は塗装もコーキングも出来ませんが工期が延びているのでそれ以外の出来る事をやっておきます。
※ ７月２６日、２７日の作業内容をまとめました。