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2024/3/20 (水)
さいたま市南区のI様に屋根塗装と外壁塗装の見積説明

さいたま市南区のI様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼    さいたま市南区のI様より屋根塗装と外壁塗装の見積依頼

 

 さいたま市南区のI様へ屋根塗装と外壁塗装、コーキングの打替やバルコニーのトップコート、付帯部分の補修や塗装の見積説明に伺いました。熱心にお聞き下さり大変有難うございました。
 I様はシーベース エンタープライズをインターネットで探されたとの事です。ここ数年インターネットからの見積ご依頼がとても増えています。有難い事です。
 シーベース エンタープライズのホームページは2016年の夏頃から現在まで約8年間ずっとグーグルやヤフー等の検索サイトで「さいたま市 塗装」や「さいたま市 外壁塗装」、「さいたま市 塗装業者」等というキーワードで検索するとトップページに表示され続けています。
 検索順位を上げるのは大変な苦労が要ります。検索順位は日々のデータの蓄積により上下に変動するため「有益な情報だ」とグーグルやヤフーから判断された内容のページがより上位へと表示されます。
 最近ではインスタグラムやグーグルのビジネスプロフィールも始めました。今まで真面目にこつこつと地道に堅実に仕事をしている事を評価してくれているものだと考えます。とても有難い事です。
 うまくシーベースに辿り着かれた方は非常にラッキーだと思います。塗装業界は結構いい加減な業者も多く、中にはかなり適当な工事をしてトラブルを起こしている業者も多いので優良な塗装業者を探すのは大変です。
 静かな住宅地に立つ築13年の2階建てのお住まいで初めての塗装工事でした。一見して屋根も外壁も付帯部分にもかなりの苔が見られたので雨水が侵入している事が分りました。
 屋根の棟板金はケレンして錆止め塗装をし、ジョイントはシーリングし、釘浮きはハンマーで打ち込んで釘頭をコーキングで留め、瓦のひび割れは接着してからエスケー化研株式会社のクールタイトシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 これは遮熱塗料なので太陽光の反射率が高いため、建物内部に熱さが溜まりにくい性質が有ります。僅かですが室温を下げてくれます。屋根材の太陽光と熱によるダメージも軽減されます。またこの塗料はさいたま市より補助金が支給されるため僅かですがお客様のご負担も減る製品です。
 シーリングというのは竣工時はもちろん、経年劣化や建物が歪んだ時にできる隙間や穴、ひび割れ等が生じて雨水が侵入し易い箇所をコーキング等で埋めて塞ぐ事です。
 ケレンというのはサンドペーパーやナイロンタワシで傷んだ素材や塗装膜、錆びや汚れ等落としたり微細な傷を付ける事です。表面に微細な傷が付くと塗膜と基材の接触面積が大きくなり、塗料の吸着力が良くなって結果的に塗装が長持ちします。仕上がりも滑らかに美しく塗り替えられます。
 逆にケレンが不十分だと塗膜剥離が起こり易くなります。手抜き工事等で良く見られる現象です。シーベースではこの工程をきちんと行うために美しく仕上がるだけでなく長持ちします。
 破風・鼻隠はセメント板製で雨水の影響によりジョイントに隙間の発生や変形も起こっていました。また雨水を吸ってしまったため塗装膜の剥離もしていました。
 隙間をシーリングの後、ケレンしてからクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 軒天はケイ酸カルシウム板で、外壁との取合部分には隙間が有りました。この隙間から侵入した雨水が内部でカビたためか、それが抜け出ようとした黒ずみが目立ちました。
 隙間を補修してから日本ペイント株式会社のケンエースGⅡでの塗りかえをお勧めしました。
 1階と2階を隔てるモールはセメント板製でジョイントに隙間が有り、変形やコケや水垢が付着して変色したりしていました。ここも同様にケレンして隙間を埋めてからクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 外壁は2種類の窯業系サイディング材でした。窯業系サイディングと言うのはセメントと繊維質を混ぜた原料を板状の型でパターンの凹凸を付けて圧縮し、高温・高圧の中で固めた物です。焼いて作るものではないため湿気で変形したり吸水で脆くなったりします。
無塗装の物、着色した物、インクジェットで様々な色や模様を付けたデザインの美しい物(意匠サイディング)等が有ります。
片方は単色でもう片方は意匠サイディングでした。どちらも大分劣化により変形やひび割れが見られ、意匠サイディングの方は一部変色していました。
 単色部分は日本ペイント株式会社のパーフェクトトップでの塗りかえをお勧めしました。意匠サイディング部分は同社のUVプロテクトクリヤーで元の柄を生かしたい所なのですがかなり変色が激しく塗装が無くなってしまっている箇所があるため単色で塗りかえるか、パーフェクトトップでの多重多色塗装をお勧めしました。
 多重多色塗装というのは下塗が1層、中塗が2層、上塗が1層(状況により2層)で行います。
中塗と上塗の色を変える事により外壁の凹凸によって色彩が変わるため立体感が生まれます。しかし色彩の組み合わせを失敗すると野暮ったく、安っぽくなってしまいます。そうならぬ様に色選びには細心の注意が必要です。シーベースではそうならぬ様に色選びのアドバイスをさせて頂きます。また弊社の施工では微妙なグラデーションがとてもきれいに仕上げられます。
 コーキングは外壁の縦目地も窓周りも全滅状態で外壁のジョイント縦目地は内部のジョイントハットが露出していました。虫歯に例えると表面のエナメル質が傷んで、象牙質も浸食され神経まで侵されている状態でした。またフードの周り等、何か所かシーリングをし忘れている箇所も有りました。
 これ等の箇所はオート化学工業株式会社のオートンサイディングシーラントでの打替をお勧めしました。
 バルコニーはFRP(繊維強化プラスチック)防水でした。基材には問題が有りませんでしたがトップコートは寿命が来ていました。
 ここは東日本塗料株式会社のAUコートでの塗りかえをお勧めしました。これは防塵塗料なので一般的なトップコートよりも丈夫で長持ちします。
 樋はジョイント部分に隙間が有り雨水が流れ出た痕が見られました。材質そのものも脆くなって来ていました。これは加水分解によるものです。加水分解と言うのは水と反応して分解を起こしてしまう事で、空気中の窒素、紫外線、微生物、空気に含まれる水分等で起きてしまいます。出来れば10年程度の間隔できちんと定期的に塗装を行えば家と同じ位の期間使用できるのですが脆くなってしまうと強風に煽られたり雪の重みで割れてしまう事が有ります。樋の交換費用は足場代も含めると50~60万円程度掛かります。
 樋はジョイントの隙間をコーキングで補修してエスケー化研株式会社のクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 シャッターボックスや水切も変色が見られました。こちらもクリーンマイルドシリコンでの塗りかえをお勧めしました。
 何社か見積を取られると思いますが、安いという事に惑わされず業者の説明をよく聞いて丁寧な補修を行い美しく仕上がるだけでなくお住まい自体が長持ちする様な施工をする優良な塗装業者をお選び頂きたいと思います。